建設現場と新型コロナ、その対策について

 

現在、新型コロナの第6波が広がり、
ピークアウトは過ぎたかもしれませんが、
日本各地でまん延防止等重点措置の延長になっている状況です。
仮に第6波がなくなっても、また新たに次の波が来るだろうし、
長期戦になりそうですね。

 

これまでも建設現場に従事する人たちは、
コロナ禍であっても、人々の生活にとって必要不可欠な労働者、
いわゆるエッセンシャルワーカーとして、現場まで通って、作業を行ってきました。

 

また、建設現場では、大型新築工事では数百人の作業員が
改修工事でも大型の場合百人近く作業員が集まるため、
何も対策をほどこさないと、簡単にいわゆる3密状態になってしまいます。

 

そのため、現場管理を行うゼネコンの現場監督も
従来の5大管理に追加して、コロナ対策が実施して現場運営を行ってきました。

 

具体的には、
 ・手指消毒液の設置
 ・作業員全員の検温と記録の実施
 ・作業員詰所に隔てを設置
 ・朝礼会場などに間隔
 ・休憩や作業エリアの時間差入場
 ・狭小エリアでの人数制限の実施
 ・看板を各所に張り出し、注意喚起

など、現場に合った対策がなされてきていたかと思います。

 

うまくルーティン業務に組み入れて負担はそれほどないでしょうか。
それとも、コロナ対策に労力と時間を取られているでしょうか。

 

2年以上も経つと、当初の気持ちが薄れてしまい、
どうしてもおざなりになってしまう場合があります。

 

具体的には、
 隔て壁が一部壊れているがそのまま放置していたり
 手指消毒液が切れたまま補充しなかったり
 検温記録結果を保存できていなかったり

など、ありませんでしょうか。

 

コロナ対応策に不十分さがあると、問題が発生したときに、
当然に、現場管理をしている元請の責任も追求されます。

 

安全・品質・工程管理や顧客対応など忙しい日々が続くと思いますが、

作業員が安全に働き、安心して帰宅できる建設現場をつくる意味でも
コロナ対策という観点で現場内を点検し、対応するという習慣を
つくっていきましょうね。

 

ご安全に!

 

 

 

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする