建設業界で役に立つ他業界スキル②

 

前回に引き続き、建設業界で役に立つ他業界スキル
について解説していきたいです。

 

まずはおさらいとして、
6つのポイントを見出しで確認していきましょう。

 

①とにかく調べる
②仮説を立てる
③文章に残す
④結論から言う、書く
⑤変化に気づく
⑥感謝の言葉を伝える

 

さて、今回記事では、
後半の3つを解説していきます。

 

 ↓前半の3つはこちら↓

  今回は、個人的に建設業界で役に立ったそれまでの他業界で培ったスキルをご紹介したいと思います。   私は30代半ばで建...

 

 

④結論から言う、書く

社会人一年目から上司からよく指摘される項目の一つですね。

 

自分が今回の会話やメールで、相手に何を伝えたいのかを
まず最初に伝えるということ。

 

自然な日本語では、最後に結論を持ってくることが多いため、
価値をつくってお金を貰うという社会人生活をしていないと、
思いのほか出来ていないことがあります。

 

私も社会人成り立てのときは、
「何がいいたいのか分からない、結論から伝えて」
とよく怒られていました。

 

建設業界においても当然、これは求められます。

 

特に職人と会話するときは、簡潔に想いを伝えないと、
職人がイライラして険悪な雰囲気になることがあります。

 

反対に、頼みにくいことであっても、
分かりやすい言葉で端的に伝えると
引き受けてくれることが多いので、建設業界でも特に意識してください。

 

⑤変化に気づく

人材業界では、担当のスタッフさんが大勢いて、
信頼性を高めるためにもよく会話を行っていました。

 

そのために、相手の変化を投げかけることで、
会話の糸口を掴んでいきました。

 

「髪切ったんだね、似合っているよ」
「携帯電話を最新のアイフォンにしたんだね、カッコイイな」

 

など、小さなことでも相手の変化を伝えることで、
相手の承認欲求を満たすことができ、
チームとしての連携のしやすさがうまれました。

 

当然建設業界においても、職人や監理技術者や施主など
様々な人々が現場内にいるため、「変化に気づいて、伝える」
ということは相手と打ち解けやすくなる技術になります。

 

また現場内の建造物は、まさに建設的に、日々作られており
昨日と同じではないその出来高に気づくことができることにも
応用されていきます。

 

さらに、不具合や傷・汚れ箇所などにいち早く気づいて対処
するのも現場監督にとっては必要な行動のため、
「変化に気づく」力はこの点でも寄与されます。

 

⑥感謝の言葉を伝える

最後に忘れがちですが、とても大切なことを述べます。
それは、感謝の気持ちをきちんと言葉にして伝えるということです。

 

業務契約上取り決められたことであっても、
きっちりと対応してくれのであれば、
「ありがとうございました」
と、感謝の気持ちを伝えていきましょう。

 

特に、本来想定していなかった仕事を
お願いしてやってくれた場合には、終わったときに現場に出向いて
直接お礼を伝えていくのが礼儀かなと思っております。

 

施工管理技士と現場作業員(職人)
元請け業者と下請け業者

 

 

そこには上下関係はなく、一つのモノづくりのために、
作業を分担した関係があるだけなので、
やってくれていることを当たり前だと思わず、
感謝の気持ちを伝えていきました。

 

上司の現場監督をみても、次々と出世していくのは
ほぼ例外なく、感謝の気持ちを伝えて職人と信頼関係を築いている人です。

 

これは覚えるために日数を必要とするスキルではなく、
誰であっても出来ることなので、少し足りていないなと思った人は
早速明日から実践するようにしていってくださいね。

 

 

以上、「建設業界で役に立つ他業界スキル」後半の3つを紹介しました。

 

こうやってみると、どの業界でも求められているビジネス基礎力のような
ものが建設業界でも強く求められていることが分かりました。

 

業界の知識や経験は新しく覚える必要はあるけど、
建設業界においても、スキルや習慣は今までの業界で培ったものが
十分に役に立ちます。

 

これは、建設業界に未経験でチャレンジしたい人にとっては朗報ですね。
思うことがあるのであれば、ぜひ、モノづくりの醍醐味を味わえる建設業界
に飛び込んでみてください。

 

ご安全に!

 

 

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