こんにちは。
今回は、産廃ヤード環境を良くするための
項目と対策をみていきたいと思います。(前編)
①分別の表示がされていない
中規模以上の現場なら、発生材を全て「混合廃棄物」として
搬出するということはないですよね。
各種別に合わせて、廃棄する場所を分け環境を整備していることだと思います。
ただ、そもそも、「どこに、何を廃棄するのか」という
表示がされてないケースも少なからずあります。
原因としては、張り出していたテープが剥がれて看板が外れてしまったとか
収集運搬車で発生材カゴを交換する際に、新しいものに表示し忘れたなどが起こりえます。
改善されないと、カゴ内のゴミを一度取り出して再度分別したり、
混合廃棄物として搬出することになったりしますので、定期的に確認しましょう。
②表示とは異なる建材が廃棄されている
これは、必ずと言っていいほど起こります。
直接廃棄する職人のミスの場合もありますが、
多様な建材があるなかで、間違いやすいものも多数あります。
まずは、分別表示看板を写真入りのものに差し替えましょう。
また、よく間違えやすい建材については、朝礼で周知や現場内に張り出するなど
対策をとっていきましょう。
③分解されずに建材がそのまま廃棄されている
現場によっては、このケースもけっこうあります。
たとえば、塩ビ管自体は廃プラとして廃棄できるのですが、
その配管に金属ついていたりや被覆がされいて、
それを分解しないと、「廃プラ」では廃棄できないのに
そのまま一緒に廃棄されているといった感じです。
担当業者に分解したうえで、廃棄するように伝えれば
改善されるのですが、後手後手で伝えると、「手間が増えた」
と受け取られ、協力的になりにくかったりするので、
事前の打ち合わせや計画の際に、この点も一緒に伝えておくと
スムーズにことが運びますし、段取りがとても良いです。
以上、今回は項目3点について掘り下げてみました。
施工部位が職人の作品であるのと同様に、
産廃ヤードを含めた現場環境が現場監督の作品となるので、
妥協せずしっかりと整備していきましょう。
ご安全に!
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