若手社員・職歴が浅い派遣技術社員が見落としやすい
終わり仕舞いシリーズですが、第3回目は、
「清掃・粉塵のチェック」について記事したいと思います。
通常作業が終われば、区画内の清掃を職人もしくは
掃除担当者が実施します。
正確に実施されているか最終確認し可否の判断するのが、
現場監督の役割となりますが、今回は見るべきポイントをお伝えします。
①工事区画内
⇒区画内の清掃状況を目視で確認する
特に、ビスや金属部が落ちていると怪我の原因となるため、
必ず確認します。全体的に見るだけでは発見できないため、
小さな区画ごとに目を凝らして確認するようにしましょう。
⇒また、端部や狭小部、立上り部には埃が溜まりやすく、
掃除も行っていない場合が多いため、隅々までチェックすることが必要となります。
②工事区画外
⇒粉塵作業の場合には、工事区画外まで確認する必要があります。
隣接された区画に埃が落ちていないか確認しましょう。
この際、床だけでなく、壁にも粉塵が付着している場合があります。
指で触れば状況が分かるので、もし壁まで付着していれば、
拭き取るように再度指示をしましょう。
⇒また、床斫り作業を実施した場合には、
下階フロアの状況も確認するようにしましょう。
ガンガンと床スラブにまで振動を与えてしまっているため、
粉塵が下階までに舞い落ちてしまっていることがあります。
尚、下階がテナント区画の場合には、
場当たり的に当日、いきなり勝手に、入室することはできないことが多いです。
事前に、特記事項や別途作業届やビルに提出しておく段取りが必要となり、
工程表をみながら、抜かりなくその準備を行っておくのが現場監督の仕事となります。
以上、「清掃・粉塵チェック」のポイントでした。
小さな事でも塵が積もるとデカいです!
確実に実施して自信と評価を積み上げていきましょう。