今回は、個人的に建設業界で役に立った
それまでの他業界で培ったスキルをご紹介したいと思います。
私は30代半ばで建設業界に未経験転職して、
現在も某大手ゼネコンにて現場監督として活動しておりますが、
それまでは人材業界に在籍してました。
そこで培った社会人スキルもあって、未経験ながら
建設業界でスキルアップできたという経緯もあります。
さっそく、その内容を以下に6項目としてまとめました。
今回記事では、引き続き、
前半の3つを解説していきます。
↓後半の3つはこちら↓
①とにかく調べる
人材業界で、BPOというクライアントの一部の業務を請け負っていたときは、
業界用語を沢山覚える必要がありました。
このため、曖昧な理解では成果につながらないためと、
新しい用語は、都度意味を調べる習慣を身につけることが出来ました。
具体的には、業界用語集を辞書代わりに使ったり、インターネット検索に入力し
関連サイトを確認するなど実施してました。
そんな習慣が身についていたので、入った当初こそあれ、
建築用語にや業界独特の言い回しに悪戦苦闘をしてましたが、
それでも地道に一つひとつ遭遇した言葉を調べて理解することができました。
これを積み重ねていると、断片的な知識がつながるという瞬間があり、
そうなると業務効率もあがり、自信にもつながることができました。
②仮説を立てる
仮説を立てて考えることも、非常に役に立ちました。
人材業界では、市場の動向やクライアントへのレポートをする際に
培ったスキルになります。
最も最適な回答というのではなく、むしろ理解や道筋を深めるための
呼び水として活用していたため、気負うことなく導き出せる習慣が身に付きました。
建設業界の方々は、監督も職人も意外と優しく、
分からないことは気軽に教えてくれる方々が多いです。
ただし、単に「〇〇って何ですか?」
という質問の仕方をするだけでは、答えてくれません。
「〇〇について、私は△△と思っているのですが、合ってますか?」
など、稚拙でも良いので自分なりに考えたことを添えて質問すると、
親身になって回答してくれます。
私は、この仮説による会話の積み重ねでより早く業界のことを
理解できたかと思っております。
③文章に残す
どの業界であっても、言った・言わないで揉めることは多いですよね。
建設業界でももちろん口約束がトラブルの素になることは多々あります。
後々の火種にならないように、取り決めた内容は議事録やメールの
文章に残し、関係者に送っておく習慣も非常に役に立ちました。
このとき、誤解を与えるような表現を省き、
また日付や金額個数などは、はっきりと数字で書いておくことが求められます。
小さな約束ごとでも、後で簡単にメールで言語化しておくことで
理解不一致を防止することができます。
現在のところ、特に大きなトラブルに発展する事態を経験せずにいるのは、
人材業界にて培っていたので、この文章に残すという習慣が大きいように思えてます。
以上、建設業界で役に立つ他業界スキルの前半3つの解説でした。
専門的なスキルというよりも、社会人として当たり前の基礎力が
建設業界でもポータブルに活用できるのだと改めて思いました。
次回は、後半の3項目を解説します。
ご安全に!