現場監督だからこそ、3現主義を!

 

 

 

3現主義という言葉を
聞いたことがありますか?

 

机上の空論ではなく、実際に「現場」で「現物」を確認したうえで
「現実」を理解し、物事を進めていこうとする考え方です。

 

建設現場や製造工場だけでなく、
消費財メーカーのマーケティングなど
多くビジネス領域でも使われている言葉ですね。

 

さて、質問です。
建設業界の現場監督または施工管理技士なのだから、
実際の仕事において、何かを決定する際には、「現場」で「現物」を確認し、
「現実」を理解するという一連の動作を実践しておりますでしょうか。

 

100%YESと言えた方は、経験年数はどうであれ
とても頼もしい現場監督といえます。
ただし、そのような方はごく少人数ではないかと思います。

 

実際には、もの決めにあたっての確認事項の一つや二つ
忘れてしまっていて、決定の時が迫るような場面に出くわすことが
多いのではないかと思います。

 

そんなとき、行動は2パターンあります。

①時間がないから、頭で現場の納まりを類推して、決定する

または

②急いで現場に出向き、現物・現実を理解して、決定する

のいずれかです。

 

当たり前ですが、①だと躓くことが多いです。

 

頭のなかで思っていた現場納まりが、
数日前の状況だったり、他の区画だったり、頭がでっちあげたもの
だったりもして、物決めの根拠がグラつきます。

 

そうなると、決定事項も誤ってしまっており、
訂正や変更を再度伝えるのに多くの労力やコストもかかってしまいます。

 

初動の現場確認を怠っただけで、後々の影響は大きくなります。

建設業界で、現場監督または施工管理技士として働いているからには、現物確認を習慣にしましょう。

 

肉体的に面倒なときもあるかもしませんが、
あとあと精神的に苦しくなるということはなくなります。

 

工程どおりに、安全に、リーズナブルに、品質良いモノづくりを
していくためにも、3現主義をモットーに仕事していきましょう。

 

ご安全に!

 

 

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