初心者の施工管理が抑えておくべき安全書類ルーティン

今回は、セコカン初心者・未経験者が抑えておくべき
日々の安全書類についてのポイントをお伝えします。

安全書類といわれて、何が思い浮かぶでしょうか。

他にも色々とありますが、未経験者の施工管理はまずこの4つの
名称と役割を押さえましょう。

【新しく現場に入場する】・【会社の情報】を一式でまとめた
              「①施工体制台帳・再下請負通知書・作業員名簿等」
新しく現場に入場する】・【職人】の情報が記載してある
              「②新規入場者教育者アンケート」
【現場全体の】・【本日の作業内容】が記載してある
              「③安全日誌」
【業者ごとの】・【本日の作業内容】が記載してある
              「④指示書・現地KYシート」


新しく現場に入る業者は、会社情報・下請体系・各作業員情報等を一連でまとめた
施工体制台帳などの安全書類が必要になります。

各専門業者(サブコン)の施工管理もしくは職長が初日までに一式ファイルで
持ってくることが多いです。
サブコンの施工管理を行っている人は、前日までに一式完成させ、初日に持って
くるようにしましょう。


新しく現場に入る職人は、年齢住所などの基礎データや経験年数・資格などを
まとめた新規入場者アンケートを記入し提出する必要があります。
用紙に不備が無いか、一枚ずつチェックし、新規入場者用の現場ルールを説明
したあとで、初めて現場内の作業ができるようになります。

項目に不備がある場合が少なくありません。そのまま作業させてしまうと問題
が発生した場合に、アンケートを確認した担当者の責任も問われてしまうので、
一つずつ不備を訂正させて問題がない職人から入場させるようにしましょう。

また、この際に、①ファイル内の作業員名簿に入場日時などを記入する必要も
ありますので、忘れず実施しましょう。


安全日誌を見ながら、元請業者担当者が朝礼を実施し、
各業者の作業内容と人工と注意事項などを確認します。

各業者の作業内容と人工と注意事項などを確認します。
予定の作業と人工が異なる場合がありますので、
実際の内容を実施欄に忘れず記入しましょう。

作業内容が変更している場合は、予定外作業となり、
安全面などで問題ないか念入りに確認する必要があります。
先輩の現場監督と一緒に安全性と作業の可否を確認しましょう。


各業者は、元請から配られた指示書・現地KYシートをもとに
本日の作業内容を確認し、現地で危険予知活動(KY)を実施します。

業者だけで実施させるのではなく、元請業者も現地に行き、
KY活動に参加しましょう。大勢の業者はいる場合は、危険作業実施の業者
を優先して、日ごとに業者を変えるように心がけましょう。

業者が記入したKYシートには、元請確認欄がありますが、
単に名前を記入するだけでなく、一言でもコメントを足すと
業者にも喜ばれます。特に未経験者は、この手間を省かずに
記入しているとその頑張りは周りにも伝わります。

本日の作業が終わったら、各安全書類を社内回覧・捺印のうえ
各ファイルに綴る作業がでてきます。
安全書類を記録し指定期限まで残しておくというのは法令で
決められている事項になります。

実施したのに、該当ファイルにこの日・この業者だけ無いのは
問題になりますので、作業自体は簡単なルーティンになりますが、
確実に実施するようにしましょう。

以上、セコカン初心者が第一に覚えるべきポイントをしっかり理解してください。 

 

 

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