建設業界未経験者の第一のゴールとは?
他業界から中途で建設業界へ入きた場合、
新卒よりもスタートが出遅れていることは厳然たる事実です。
最短で一人前と言われるレベルまでスキルを積み上げるのに
必要な第一関門は何でしょうか。
ズバリ、2級の施工管理技士を取るように励んでいきましょう。
2級といえど立派な国家資格です。
名刺にも保有資格として入れることができるため、箔がつくようになります。
種別は、「建築」・「土木」・「電気」・「管工事(衛生・設備)」
などと各業種において、種別の資格が用意されております。
※因みに、2級建築施工管理においては、
さらに、建築(一式)、躯体、仕上げの3種類区分もされています。
しかし2級の施工管理技士を受験するためには、
該当の建築知識だけではなく、一定期間の現場経験が必要となります。
大枠を捉えてほしいため、敢えて大まかに伝えると、
「大学卒業者は、1年半」、
「高校卒業者は、4年半」
という期間の就労経験が必要となります。
詳細の受験要件に関しては、主催者ページをご参照ください。
※職種により、運営組織が異なります。
■ 建設業振興基金 (建築・電気)
https://www.fcip-shiken.jp/ken2/
■ 全国建設研修センター (土木、管工事など)
https://www.jctc.jp/exam/kankouji-2
さて、習得するメリットを具体的に伝えしょう!
ズバリ、「主任技術者」になれるというのが一番のポイントです。
主任技術者とは、請負金額4,000万円以下の中小規模の建設工事の責任者のことです。
無資格の場合は、10年間現場経験を積んでいないとなれません。
つまり資格を取得することで、10年選手と同等という位置づけになることを意味します。
生活インフラを支える業界のため、いくら知識や経験だけあっても
必要な国家資格が無いと、主任者や現場代理人として現場に振り分けられません。
逆にまだ知識や経験が少し足りない程度であっても、国家資格さえ持っていれば、
中小規模となりますが、現場の責任者として現場を任されることができ、
直属の上司や支店技術担当と会話しながら、工事を進めることができるようになります。
もちろん、資格取得にともない、年収も上乗せされますよ!
以上、任される仕事の幅が増えるようになるし、
何より、施工管理マンとして自信がつく機会となりますので、
2級の施工管理技士の国家資格取得を、最初のマイルストーンとして立てて、
仕事と両立しながら、是非学んでいってください。
ご安全に!