見落としやすい終わり仕舞い項目6選:④養生関連

 

今回は④養生関連についての終わり仕舞いについてを細かくお伝えします。

 

前提として、建築現場においては、傷や埃を発生させないように、

工事区画内や隣接箇所または搬出入・小運搬ルートにシートやテープを

使いを養生することは多々あります。

 

特に改修工事においては、テナントのお客様が日ごろから建物を使用しているため

工事前の状態に復旧することが必須条件となります。

では、場所別に確認ポイントをチェックしていきましょう。

 

 

■工事区画内(期間中工事エリア)

 ⇒①床テープの剥がし忘れは、作業員の躓き転倒の原因となるため、

  確実に取り除きましょう

 

  また、以前墨出しなどで使用していたテープが壁・床・天井に

  そのまま残っていたりもしますが、ずっと残置されているままだと

  だらしがない現場だなあと作業員に判断されてしま原因をつくりますので、

  気づいた時に併せて撤去していきましょう。

 

■工事区画内(テナント使用エリア)

 ⇒②週末や夜間工事で、テナント使用スペースでも作業することがあります。

  上記同様に、テープの剥がし忘れに注意しましょう。

 

  また、工事区画近場のテナント備品に埃が被らないように

  透明ポリフィルムシートを覆うこともありますが、

  こちらも忘れないで確実に撤去しておきましょう。

  (少し離れた場所にパサッと透明なシートが乗っかっている状態のため

  疲労もある作業終了後は失念してしまう場合もあります。)

 

  万が一備品を移動した場合には、事前に写真を撮っておいて、

  その写真のとおりに、備品を戻し復旧作業に努めましょう。

 

■隣接エリア・小運搬エリア

 ⇒③工事エリアではないので、作業した職人もつい失念してしまって、

   剥がし忘れとかではなく、全く片付けができていない場合が少なからずあります。

    

   慣れれば頭の中だけで落ち度がなく段取りできるようになりますが、

   兎に角、最初は入室した場所や小運搬ルートを全てメモしておき、

   1箇所ずつ シートやテープの剥がし忘れの有無を確認して回りましょう。

 

   

   何度も伝えますが、建築業界へ転職した派遣社員や若手社員などは、

   まずこのような現場仕事を任されて、仕事具合の出来によって、

   さらなる裁量を与えて良いか上司に判断されますので、

   最短でこの期間を脱出できるように確実な対応を覚えていきましょう!

 

 

 

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