エイジフレンドリー職場というのを知っていますか。
「高齢者の特性に配慮した職場」であることを指します。
建設業界も、少子高齢化時代の波がきており、
労働力確保が大きな課題の一つとなっております。
また一方、健康寿命が延びたため、元気に働ける60歳以上の高齢者も増えました。
そのため、建設現場でも、建設現場経験がある方を中心に、
一度定年した60歳以上の方を再雇用することが多くなりました。
現場経験豊富な方が入ると、どんな状況でも道筋が見いだせてくれて、
心強いと思うときが少なくありません。
一つ注意すべき必要があることとしては、
高齢者であるため、身体感覚が減少方向に進んでいるということです。
手足の筋肉が弱まっていたり、
視野が狭くなっていたり、
膝が曲げにくくなったり、
腰は曲がってしまっていたり、などで、
成人であれば、何でもない場所でも、躓いたり、衝突する可能性があります。
特に建設現場内は、日々整備しているとはいえ、細々したところまでは
安全管理が行き届いていない場合が多いです。
ちょっとした段差や
ちょっとした勾配が
ちょっとした障害物が
高齢者にとっては、怪我しかねない危険箇所へと変貌します。
豊富な現場経験を継続して享受しているためにも、
建設現場また作業所職場内でも、高齢者視点にたった
優しい職場づくりに励んでいきましょう。
<参考資料>
・高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン概要
https://www.jisha.or.jp/age-friendly/pdf/kenkou_kakuho_guideline.pdf
・働く高齢者の特性に配慮したエイジフレンドリーな職場をづくりを目指しましょう
https://www.jisha.or.jp/age-friendly/pdf/kenkou_kakuho_guideline.pdf
ご安全に!